チーム・トイレの自由

代表 長谷川高士さんの講演を聞いて

(文責) あんしんグループ 

サブリーダー 深谷和明

 2020.11.12

 夜7時から始めた講演で8時半を過ぎても飽きることなく不満な様子を抱く人は見当たらない。終了後に講師に直接お礼を告げに来る人が数人いたことを考えれば、今回の講演会は大成功だっと言えます。知らない事実を伝えてくれただけではなく、自らが考える手だてと「考えるきっかけ」を頭の中に打ち込んでくれました。

 下手な教師が行なう押し付けではなく、自ら考えさせてくれる手段をいくつも用意していただき、何が重要かを教えていただきました。断水がいつどのように起き、トイレが使えなくなるか。トイレが使えなくなった場合に尿と便を「吸い取る」重要性とその具体的な処置方法は死ぬまで忘れることはなく、また、その具体的な処理方法は避難所運営の折に大いに参考になると思います。

 夜遅くまで熱心に教えていただき、心より御礼申し上げます。

 

 立派な人は近くにいるものだと痛感しました。それは別にして、ここからは「あんしんグループ」のWEBサイトを利用して、私の個人的な感想を掲載させていただきます。

 断水が起こる原因は地震・台風・大雨・洪水・土砂崩れ等だと理解できるようになりました。地震は別にして洪水や土砂崩れ等の原因は地球温暖化なのに、ハザードマップや避難方法や避難所運営方法の研究ばかりして、二酸化炭素削減についての議論は聞いたことがありません。石炭や化石燃料をやめて再生可能エネルギーに切り替え、ペットボトル等プラスティックの使用制限に話が進むことはありません。

 

 結局は根本的な解決から逃げてばかりいる日本人に失望しています。なぜ、このような文章を書いたといえば、生きることは「トイレの自由」を実現することだと熱心に説く講師の影響を受けたからでしょう。